オーズが時を超えて完結しましたね

復活のコアメダル、パンフ読了。

おそらく執筆陣の意図と演者の解釈の間には若干の齟齬がある、ただ結末とその修飾が差異を収斂させているだけかもしんない。
○○だから、○○ではないから、という外部的な理由付けが入り込んでいい余地は無かったと思うんだけど、書いてる人も「それを思いついちゃったらもうそれしかないなとなってしまったので」ああなったんじゃないかな、とは思う。

 

ファンとしてあの結末を受け入れられるか、受け入れられないか、で言えば、受け入れられる。けどそれは代償がどうとか死期がどうとかではなくて、火野映司はああいう性格でああいう生き方をしてきた奴なので、いつどこで野垂れ死んでいても全然おかしくないな、という理解があったからだと思う。それがたまたまあの時であってくれて、良かった、フィクションというのはありがたいものだなあ、そういう納得。

お前の作劇は気に食わんがお前の描出にはひれ伏すしか無い、そういうトコもあるかもしんない。確かにそーゆー事してそーゆー死に方するんだよ。そして火野映司の物語(あるいは火野映司の欲望)には奇跡が起こる必要が無いんだよ。チクショウ。

 

ソレはソレとして!なんですけど!

ちょっと火野映司主観夢小説風味強すぎませんかね!という気も!するんですよ!あるいはア虐!なんかちいさくてかわいいアンクちゃんじゃないんですよ!あんたら人間じゃねえ!

渡部七変化ワースゴーイじゃないんですよ!いやすごかったけどさ!折角グリードに生まれたヒトノココロノアタタカミをハンマーで叩いて叩いて乳鉢で念入りにすりつぶすようなマネしてさあ!いやもうほんと面白かったですよ最高でしたよ!つらい!俺はそういう趣味で火野アンを見守ってたわけじゃないんですよ!

こういうのはねえ!困るんですよ!ほんと!

 

あと役者はめちゃめちゃ良かったけどこれ2時間撮るべきでしょ。ウヴァさんしか美味しくなかったのもアレだし。ねえ。全員念入りにひどい目に遭わせようぜ。俺は火野アンじゃなくてメズガメがひどい事になるトコをまた見たかったしカザリにはもう一度ブザマを晒してほしかったよ。後藤ちゃんは特に見せ場自体は増えなくていいからいっぱい殴ったり殴られたり転がされたり伊達さんに後藤ちゃんって呼ばれたりして。

ねえ今からでも撮って。ディレクターズカット出して。

 

ふんにゅ~爆弾には笑った。なんか帰ってきたなって感じがしたよね。

いい映画でした。たぶん。