わたてんミリしらでプレシャスフレンズ観たんですけど

湯葉 on Twitter: "わたてんプレフレ(長い)(わたシャスじゃ駄目?)良かったんだけど終わった時臨席の女性が静かにめっちゃ泣いててちょっといろんなものを飲み込んでしまった" / Twitter

んですよ。(臨席→隣席な)

なんかそれっきり出るものが出てくれなくて(うんこみたいに言うな)もやもやしてるので書き散らして出す。出ろ。

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別に満点だったとは全然思わんし、とっつきづらさはすごくある。お約束なのか?みたいな掛け合いが入ったり全員がお行儀よく順番に一言ずつ喋るみたいなシーンが多かったり無闇に整列したり。

けどまずそれをものともしない自意識の悶えが来る。おそらくみやこさんの喋りがとにかくいい。実際に唇半分縫いつけて喋ってんじゃねーかってゆー粘りとくぐもりのある発声(ただし全く不明瞭ではない)、があらゆるシーンで貫かれる。コメディパートにもシリアスシーンにも味を加え、キモさと聞き良さを両立できてる。何あれこわい。このアニメが人気なの分かった。

あと「目くばせ」が異様に親切。キャラの視線移動を見ればぜんぶの事情が飲み込めるように出来てる。この補助輪にも似た分かりやすさ、どうなのかと見る向きもいそうだけど、体感としてはただただ「親切な設計だな」だった。

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性愛に関して、あんまし性愛「以上」の腑分けをして来なかったかもしんないな、と思った。

友愛と言い切るには未体験な領域の感情が多すぎる。欲情とは絶対に言えないけど肉の体自体への指向は間違いなくあり、いろいろな角度でのフィジカルへのアプローチがある。案外単純じゃねえな、となってしまう局面は多かった。

互いの髪を「手ずからを込めて」繫ぎ留めあう関係。遥かな時を超え失われず「それ」を支え続けてきた一対の開花、気が遠くなる思いがする。なんだあれ。その存在自体が奇跡だろ。あんなに簡単に喪われかねないんだぞ、モノなんて。(見つかったけどね)(よかったね)

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あの人はどうして泣いていたんだろう、というのを、ぐるぐるぐるぐる考え始めてしまったのは、よかったのか悪かったのか。もうよく分かんないし。ひょっとしたら単に推しの幸せに泣くただのオタクだったのかもしんないし。ただなんか、何の涙だったにせよ、なんか救われたのかな、と感じちゃったんだよな。

それでこれ俺なんかが観ても良かったんだろうかみたいな風に戸惑ってたんだけど。まあ、いいんだろうな。意味が深かろうとそうでもなかろうと泣けたものは泣けたんだし。

結局まとまんないまま2日かかった、現時点で思った事はたぶん全部書けたので、放流する。わたてんプレフレ良かったっすよ。ひょっとしたら見て(楽しい以上に)幸せになれる人もいるかも。