「何で一緒にいるの?」

自分の身体くらいしか提供できるものが無いから。窮極的に言えば。
勿論それを一種の言い訳にして単純に自分の欲望を満たしたいという側面もある。ただ欲望ってのが…単にエロいって意味じゃなくて、なんつうか、傍に居たい。stand byしていたい。
最寄りの傍観者でありたい欲求もあるし、関わって行き/生きたい欲求もある。後者に関して僕はしばしば間違うので怖くて、それで前者寄りの態度に終始する事があるのは確かだ。それはもう僕の不如意不手際としか言いようがない。申し訳ないの領域。

性交/性交渉が好きなのは

こんなちっぽけな自分(そしてこんなにも心許ないちんこ)でもダイレクトに彼女に関わってゆけるっていうダイナミズムに酔える、酔いたい、から。それがたとえただの反射でも、彼女の意識を濁す=彼女の意識の中に(どんな形でも)居場所ができる、その事自体が嬉しくて気持ちいい。
支配欲の一種なのかもしれない。
ただの性欲ではないと思う。ちんこがぴくりともしないような全不能深夜23時であっても、意地でもこじ入れてやりたいと渇望するような事態は起こっている。