ああんもう!ああんもう!

帰宅して早速つばさ(麻生俊平)(移籍第1冊目)(移籍っていうのかなこうゆうの)を読み始めたんだけど最初の5行でもうノックアウト。あまりにも明快。僕の体はよっぽど麻生分に乾いてたらしい。
ところで挿絵がどっっかで見た事あるなーと思ったら「悪魔のミカタ」の人らしい。まともな絵(まともな、っていうか、文章を邪魔しない程度の絵)ってだけで嬉しい。

黙々と(苦笑とか悶絶とかはしつつ)読了

麻生俊平 つばさ ★★☆
うわー何このあかほりシステム。いやあかほりよう知らんけど。昔のラムネしか。っていうか唯一の主人公以外の男まで漏れなく女。ファアアアアアック!まあでもこれはいまのらのべのせかいがそうゆうじりゅうだからしょうがないのかしら。やーねー。やっぱり神田川君とか聖也とか狩羽さんとか深く静かにの男同士貴方と私さくらんぼーな二人とかみたいなキャラが欲しい。
で、なんかホントに新シリーズなんだなーというか、新レーベルなんだなーというか、富士見のシリアス路線とも角川のハードボイルド大好きパロ路線とも違う「サービス精神全開」っぷり。頭が痛くなる。どうにも「どこかで見たような、っていうか類型的」なキャラばっかしなんだけどそれでも楽しい。筆力でねじ伏せてる感じがする。そして室井先輩が桃井声でしか再生されない。死ぬ。カゲちゃんはおまやしクンの千尋にしか見えない。やっぱり死ぬ。そして奨ちん総誘い受け。何だこの「愛されてる後輩」。そして何より陽性の/DQNな遼、と言っても良さそうな奨の造形。ある意味きついんだけど、慣れる。慣れたのちに奨が真の空気/「ギャルゲーの主人公」と化して俺自身が不思議時空へと旅立つ。そして解脱ののちにはツンデレっ娘(ほんと世にはばかったね…つんでれ…)とお嬢に挟まれて悶絶するさだめ。何だこれ。死ねる。
これを素直に楽しんでしまっていいものかどうか本当に不安になるけどとりあえずある意味これまで通りだったので問題は無い。異様に凝ってるメシ描写も健全。あと、挿絵の人ですけど、表紙とか立ち絵とかみたいな「イラスト」より漫画っぽい本文挿絵の方が得意っぽく、ものすごく安心して読めた。読んでてイラストが来てもペースを乱さず読めた、というべきか。
でもやっぱり真のシリアスシリーズも書いて欲しいなあ…。