新刊読んだ順

鋼の錬金術師(6)_荒川弘 ★★★★★★★★__
巻を重ねるごとに重く鋭く面白くなるなあ…。でも「真理」についての師弟のジェスチャーゲームみたいな説明のような変な間の抜け方も健在でちょっと凄いよ。まだまだ化けるね。6巻では師弟の再会後の一連の流れがちょっとツボすぎて泣きそうでした。
ちなみにオマケ小冊子は割とどうでもいい内容でした。ひろむー殆ど関わってないし。(イラストのみ)
蒼天航路(29)_王欣太 ★★★★★★★★★_
荀さんが死んだので9点です。つーかもー荀さん絡みのエピソード(あと許さん)はホント切ない。あの曹操が「俺が荀紣にしてやれることは何かないのか?」ですよ?曹操が「してやれる」ですよ?荀さんは荀さんで病床でも曹さんの心配しかしないし。あいや〜。で結局曹操は荀さんにちゃんと「してやれること」をしてるんだよね。そして最期にはちゃんと曹のウィットが通じるんだよね。あーもーッ。
ほう統も折角カコヨくて子安っぽくなってきたのに死ぬし。「た れ 流 す な 天 下 人」!死ぬ!(死んだわけですが)あとあのクチビルオバケは何ですか。死ねる。「毅然!」ぶるるるるるるる....。
トライガン・マキシマム(9)_内藤泰弘 ★★★★★★★___
んー、ミカエル内紛チームの肉体改造超人祭りなわけで、決して悪くはないってゆうかそれはそれでばっつんばっつんで楽しいんだけど、それはトライガンの本筋じゃあないと思う。まあ、語られたウルフウッド(なんかウルフウッドよりニコラスとかニコルとか呼びたいなあ)の過去はいいんだけど、あー。
蟲師(4)_漆原友紀 ★★★★★★____
淡々と。…うーん最近新書館系やKB系の分厚い雑誌を読みまくっての感想なんだけど、なんかこの作品は「講談社で」「アフタヌーンで」やってるから話題になったんだろうな、と思った。や、確かに伝奇系と括れるほど浅くも甘くもないんだけど、結構改めて俯瞰すればその差は微細で、アフタ以外も読んでる人たちからすると、わりかし流し読みされちゃう程度の作品のような気がしてきた。
もっとも僕も好きで読んでるからには面白くないと思ってるわけはないです。この人の蟲の造型の「いそう感」は、やっぱ侮れないですよ。なんか自然はフラクタルに計算されて造型されているらしいとかそうゆう事を思い出した。
泥棒猫(3)_大石まさる ★★★★★★★★★_
打ち切りー!アワーズ編集部は腹を切れ。
つーかアワーズ内ではこれよりポジティブな姿勢の漫画は見当たらなかったので多少毛色が違っても連載続けさせて欲しかったなあ。てゆうか泥棒猫が打ち切られてがぁさんの変な漫画が続いてるのが解せない。
えーとTMRのレビューと同じ基準で点つけてみてる(といっても単行本単位の時点で色々違うんだけど)ので9点ですけど、文句なく五つ星です。全編馬鹿とピチピチギャル目白押し!しかも(ここ重要)エロくない!てゆうかナツメちゃんはあんな造型なのにどこで「女の子認識」してるんだろう僕。まつげ?もー「お・ス・シ〜!」のユーリとか実は喋れるみーちゃんとかビーチの我慢大会とか宴会の呪いとか猫とネコサピエンスの絡みとか猫耳人魚とか、もー!もー!もー!あーもう!
つーか新連載(「ピピンとピント☆」)は不発の予感がするんだよなあ…。もーあんなにノッてた泥棒猫を打ち切りなんて…!何度も言うがアワーズ編集は腹を切れ!