水神様がお呼びです あやかし異類婚姻譚(佐々木 匙)

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さささんの完全新シリーズ新作が丸々一冊書き下ろしで刊行される報があり、ずっと心待ちにしていたわけですが。

めっちゃ良かった。

柔和な序文に驚いたあとに始まる女子主観の本文、この形式は長編では初めての試み?(がら猫は結構俯瞰混じりだったし)と二度驚きつつ。これ軽妙にぽこぽこ話が進んで、テイストはいつもの感じなのにテンポというか刻むステップが全然違う。新しい心地よさ。手法単位でこうも新しいモンが来ると思ってなかった。

 

じれったい幼なじみな2人の運命は!? 
クスッと笑えて優しく切ない、和風ラブファンタジー。”

このアオリ何じゃいって最初感じてたんですけど読んだあとだと「あー」ってなりますね。あらすじとして開示できる事ってこれくらいしかない。読み味を削いで内容だけ説明すればそうなっちゃうってのもあるし、これ以上は書いちゃ駄目ってのもある(書いちゃ駄目パートに関しては下に畳んでおきます)。

いろいろあってのラスト、ビターですね。あんな事も!そんな事も!書いちゃうんだ!という驚きもありつつ。まんぞく。お薦めできます。

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きっかけがないと対話ができない

いろいろ思ってた事を伝えた。はにーの入退院以来新規に、あるいはようやく可視化されてきた事があったけど、全然言語化できてなくて、顕化しないままでわだかまりになって暴発していて、暴発した上でしょぼくれて、しょぼくれただけとはいえ一応の落ち着きがあり、ようやく触れられるようになって、語りかけがあって、会話になった。

何で毎回こういうプロセスを経ないと対話になんないんだろう。

 

今後どうすっかなあ。全部言って確かめりゃいいんだけどさ。それをちゃんとやれるかって話。